シンポジウム5 講演4

光音響トモグラフィーと定量的画像再構成

演者:
大川 晋平(防衛医科大学校)
平沢  壮(防衛医科大学校)
辻田 和宏(防衛医科大学校)
櫛引 俊宏(防衛医科大学校)
石原 美弥(防衛医科大学校)

[抄録]
医学・生物学分野において光音響トモグラフィーが広く研究されている.ヘモグロビン等の生体内色素が光を吸収した際に熱膨張することで光音響波が発生する.この光音響波を超音波トランスデューサで測定し,色素分布を比較的高い空間分解能で画像化することができる.ヘモグロビンに吸収されやすい近赤外光を用いることで生体深部の血管をイメージングすることができるため,末梢血管に症状が現れる糖尿病や,血管新生を伴うがんの診断に役立つことが期待されている.光音響トモグラフィーの原理と医学・生物学研究への応用事例を概観し,生体内の光と光音響波伝播の物理現象に基づいて色素濃度分布を定量的に画像化することを目指す定量的光音響トモグラフィーについての研究事例を紹介する.

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