シンポジウム3 講演3
医療画像特に脳動脈瘤検出における人工知能活用について
演者:
緒方 剛(エルピクセル株式会社)
[抄録]
昨今内視鏡診断や放射線科領域,病理領域の画像診断において人工知能,特に深層学習の活用が活発になり,この領域に於いて世界各国,特に米国や中国において多くのベンチャー企業などが挑戦し,既に米国では医療機器として許可が下りるなど研究の段階から製品化へ臨床実用の段階に来ている.医療画像診断における人工知能技術の応用は,画像診断装置の技術的発展,画像診断検査の増加による医療画像の増大に伴う放射線科医の負担増・不足を解決する手段として期待されている.本講演では日本発の医療画像での人工知能活用の応用事例,特に脳動脈瘤検出技術を例に現状を紹介し,臨床においての有効性・今後の課題について,実際の臨床現場での試用経験,フィードバックと合わせて紹介する.